Everstone Studioが開発する新作、武侠オープンワールドARPG『風燕伝:Where Winds Meet』が注目を集めています。10世紀の中国を舞台にした壮大なスケールと、高い自由度を誇るアクションが特徴ですが、その一方で「UIが分かりづらい」「技術的な問題がある」といった声も上がっているようです。この記事では、『風燕伝』がどのようなゲームなのか、そして「面白い」点と「つまらない」点について、実際のプレイヤーレビューや感想をまとめて詳しく紹介していきます。購入やプレイを検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
『風燕伝:Where Winds Meet』とはどんなゲーム?
『風燕伝:Where Winds Meet』は、五代十国時代末期の中国を舞台にした、オープンワールドのアクションRPGです。このゲームの最大の魅力は、中国の武侠(ぶきょう)小説のような世界を、圧倒的な自由度で冒険できる点にあります。プレイヤーは一人の若き剣客となり、権力闘争と陰謀が渦巻く乱世で、自らの運命を切り開いていくことになります。広大なマップを自由に駆け巡り、空を舞い、時には法を犯して賞金首になることも、義を貫いて英雄と呼ばれることも可能です。その選択の自由度が、本作の核心となっています。
- 壮大な武侠の世界:帝都の喧騒から辺境の荒野まで、10世紀の中国を美しく、そして危険に満ちたオープンワールドとして再現しています。
- 自由なプレイスタイル:ストーリーの進め方や生き方はプレイヤー次第。孤高の剣客として生きるか、仲間と協力するか、すべてが自由です。
- 多彩なアクション:剣、槍、双刀、扇、傘といった多様な武器や、様々な流派の技を駆使した、スピーディで戦略的な戦闘が楽しめます。
- 豊富なカスタマイズ:声や姿を自在に操れる、非常に詳細なキャラクタークリエイト機能が搭載されています。
このように、伝統的な武侠の世界観と、最新のゲームデザインが融合した意欲作であり、非常に奥深いゲーム体験が期待されています。
【賛否両論】良い点・面白いと感じるポイント
『風燕伝』が「面白い」と評価される理由は、その圧倒的な世界観への没入感と、独自のアクション性にあります。特に、アジア圏の文化や武侠作品が好きなプレイヤーにとっては、唯一無二の魅力を持っているようです。多くのプレイヤーが、そのグラフィックの美しさや、戦闘の奥深さを高く評価しています。
- 美麗なグラフィックと世界観:「最高設定で遊んでいるからか、世界観とグラフィックがまじで綺麗」というレビューにある通り、中華圏のゲームならではの美麗なビジュアルは、多くのプレイヤーを魅了しています。
- 奥深い戦闘システム:「戦闘はフロム,SEKIRO,黒神話等やってた人でもしっくりくる」「パリィで脳汁出せそう」といった感想があり、高難易度のアクションゲーム(死にゲー)に慣れたプレイヤーでも満足できる、歯ごたえのある戦闘が評価されています。
- 多様な武器とアクション:「扇やら傘やら斬馬剣やらあって楽しい」とあるように、武侠作品ならではのユニークな武器種が豊富に用意されており、飽きさせない工夫がされています。
- 詳細なキャラクタークリエイト:「キャラクリ:神。キレイカワイイカッコイイ」と絶賛されるほど、非常に自由度が高く、美麗なキャラクターを作れる点も大きな魅力です。
- 快適な移動:「乗馬もできそうだし3段ジャンプあるし何かと楽」という声もあり、広大なオープンワールドをストレスなく移動できるシステムが整っています。
これらの要素が組み合わさることで、他のゲームでは味わえない、独特の「武侠体験」を生み出しており、特に戦闘と探索の楽しさが本作の大きな柱となっていることがわかります。
【賛否両論】悪い点・つまらないと感じるポイント
一方で、『風燕伝』には「つまらない」と感じさせる、あるいはプレイの継続を困難にするいくつかの重大な問題点が指摘されています。どれだけゲームの根本が面白くても、それを阻害する要素が多ければ、プレイヤーは離れてしまいます。特にUI(ユーザーインターフェース)の分かりにくさや、技術的な不安定さが大きな不満点となっている模様です。
- 分かりにくいUIと専門用語:「UI:個人的にはクソ」「中華系ゲームにありがちだが専門用語がマジで分かりづらい」という痛烈な批判があります。システムを完全に理解するまでに時間がかかり、それがストレスになっているようです。
- 技術的な不安定さ:「アップデートしたらセキュリティーソフトに引っかかるので、現時点での起動は危ないかも」という報告があり、ゲームの安定性や安全性に不安が残ります。
- 不便なキーコンフィグ:「戦闘時キーの『~』が『半角/全角』と言う事が分からずムカついた」というレビューのように、操作設定が直感的でなく、無用なストレスを生んでいる部分があるようです。
- 不具合(キャラクリ関連):「実際動かすキャラは、キャラクリしたのからだいぶ崩れたので表示するから」という声も。せっかく作ったキャラクターが、ゲーム内で意図した通りに表示されないのは大きなマイナスポイントです。
- 政治的なNGワード:「日本人歓迎!って打とうとしたらなぜか、日本がNGワードになってましたわ」という報告もあり、ゲーム外の政治的な配慮(あるいはその欠如)が、日本人プレイヤーの体験を損ねている可能性があります。
このように、ゲームの核となる部分は魅力的であるものの、それを包む「操作性」や「快適性」の部分で多くの課題を抱えており、プレイヤーの熱意を削いでしまう要因となっている状況です。
実際のプレイヤーレビュー・感想まとめ
ここでは、実際に『風燕伝』をプレイしたユーザーからの、より具体的なレビュー(Steamから抜粋・翻訳)を紹介します。賛否両論の「否」の部分が、ゲームのシステムそのものよりも、技術的な問題やUIの使いにくさに集中している傾向が見受けられます。
総じて、「戦闘やグラフィックは素晴らしい」という高評価と、「UIや技術面がひどい」という低評価がはっきりと分かれています。「オープンワールドRPG版NARAKA」という評価もあり、人を選ぶものの、ハマる人には深く刺さるゲーム性のようです。
結論:『風燕伝』はどんな人におすすめ?
『風燕伝:Where Winds Meet』は、その美しい武侠の世界観と、歯ごたえのあるアクション戦闘に強く惹かれるならば、プレイする価値が十分にある作品だと言えます。ただし、その体験を得るためには、多くの不便さや技術的な問題を受け入れる「忍耐力」が求められるでしょう。
おすすめできる人
- 武侠(ぶきょう)の世界観や、中華風ファンタジーが大好きな人
- 『SEKIRO』や『黒神話:悟空』のような、高難易度の近接アクションゲームが得意な人
- 美しいグラフィックや、非常に自由度の高いキャラクタークリエイトに魅力を感じる人
- UIの分かりにくさや、多少のバグ・不具合を許容できる人
おすすめできない人
- 洗練された遊びやすいUIや、快適な操作性を最優先する人
- ゲームのバグや、セキュリティソフトに干渉するような技術的な問題に強いストレスを感じる人
- 専門用語が多く、システムを理解するために多くの時間を割きたくない人
- 気軽にサクサクと遊びたい、ライトなRPGプレイヤー
特に「無料で武器種の豊富な死にゲーをやりたい」というニーズにはマッチするかもしれませんが、日本のプレイヤーにとってはUIや用語の壁がかなり高いようです。挑戦する価値はありますが、ある程度の「覚悟」を持って臨むべきタイトルと言えそうです。
ゲームアプリ攻略ログ 
