レトロなアーケードゲームの世界に吸い込まれるという、ゲーマーなら一度は想像したことがある設定の協力型ホラー『Terrorbytes』。Lethal CompanyやContent Warningといった作品のフォロワーとして注目を集めていますが、実際のところ面白いのでしょうか?それとも単なる二番煎じなのでしょうか。最大4人での協力プレイが鍵となる本作ですが、プレイヤーからは「仲間と遊ぶと最高に楽しい」という声がある一方で、「難易度が理不尽すぎる」という意見も聞かれます。今回は、本作の魅力と課題点を詳しくレビューし、購入を迷っている方のための判断材料を提供しましょう。
Terrorbytesはどんなゲーム?
一言で言えば、狂ったアーケードマシンの中で繰り広げられるサバイバルホラーゲームです。プレイヤーはウイルスに侵されたゲームの世界に入り込み、マップ内に散らばる「ペレット」と呼ばれるエネルギー物質を回収しなければなりません。集めたペレットは、脱出のためのエネルギーチャージに使われるほか、懐中電灯や武器などのアイテム購入、さらにはセーフルームのアップグレードにも使用されます。
ゲームプレイの核心は、探索とリソース管理のバランスにあります。制限時間内にどれだけ多くのペレットを持ち帰れるか、そして稼いだリソースをどう分配するかが攻略の鍵を握ると言えるでしょう。
- プレイ人数:1人から最大4人までのオンライン協力プレイに対応。
- 敵の存在:スキンウォーカーや透明なストーカーなど、多彩なクリーチャーがプレイヤーを襲います。
- 役割分担:現場で探索する実行部隊と、セーフルームから指示を出すオペレーターといった連携が可能です。
Terrorbytesの面白い点
このゲーム最大の魅力は、友人たちとボイスチャットを繋いで遊ぶ時の「わちゃわちゃ感」にあります。特に評価が高いのは、ホラーとコメディが紙一重になった絶妙な雰囲気作りです。ゲーム内のボイスチャットはロボット風に加工されるなど、世界観への没入感を高める工夫が随所に見られます。
また、単にアイテムを拾うだけでなく、独自のギミックが存在する点も面白さの一つです。例えば、セーフルームに残ったプレイヤーがモニターを見ながら、探索中の仲間に矢印を出して誘導するといった連携プレーが決まった時の爽快感は格別でしょう。
- 連携の楽しさ:マップルームのアップグレードにより、司令塔役と探索役の協力プレイが深まります。
- 敵AIのユニークさ:プレイヤーに擬態するスキンウォーカーなど、疑心暗鬼を生む敵の存在がスパイスになっています。
- コストパフォーマンス:早期アクセス段階ですがコンテンツ量は十分あり、価格に対して満足度が高いという声が多いです。
Terrorbytesのダメ・つまらない点
一方で、否定的な意見の多くは「難易度バランスの厳しさ」に集中しています。特にソロプレイや2人プレイの場合、ゲーム側からの要求が過酷すぎると感じるプレイヤーが少なくありません。このゲームは基本的に4人でのプレイを前提に調整されている節があり、少人数ではノルマ達成が困難な場面が多々あります。
システム面でのストレス要因もいくつか指摘されています。走る(ダッシュ)だけでポイントを消費したり、安全地帯であるはずのセーフルームのドアを閉めるのにすらコストがかかったりと、リソース管理がシビアすぎると感じることもあるでしょう。敵の移動速度が非常に速く、一度見つかると逃げ切るのが難しい点も、理不尽な即死ゲーという印象を与えてしまっています。
- 過剰なコストシステム:ダッシュやドア操作にまで貴重なポイントを要求されるため、ジリ貧になりがちです。
- 敵の理不尽さ:敵の追跡能力が高く、攻撃を受けると即死することが多いため、リトライの心理的負担が大きいです。
- 少人数への配慮不足:死体の回収コストやノルマ設定が人数に関わらず高いため、1人や2人ではクリアが絶望的な場合があります。
まとめ
結論として、『Terrorbytes』はプレイ環境によって評価が大きく分かれる作品です。「4人の友人とボイスチャットをしながら遊べる」のであれば、笑いと恐怖が入り混じる最高に楽しい時間を過ごせるでしょう。Lethal Companyなどの協力ホラーが好きなら、間違いなくおすすめできる一作です。
しかし、もしあなたがソロプレイヤーであったり、少人数でじっくり攻略したいと考えているなら、現時点では購入を慎重に検討すべきかもしれません。理不尽とも言える難易度が壁となる可能性があります。
最後に、本作の評価ポイントを整理します。
- フルメンバー(4人)で遊ぶなら、連携要素が楽しく非常に盛り上がる。
- アーケード風のビジュアルや独自のホラー演出は高品質。
- 少人数プレイ時のバランス調整は今後のアップデートに期待が必要。
早期アクセス中であるため、プレイヤーからのフィードバックを受けて改善される可能性は大いにあります。興味がある方は、開発の動向をチェックしつつ、一緒に遊べる仲間を誘ってみてはいかがでしょうか。
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