圧倒的なスピード感と中毒性で、PC版では「圧倒的に好評」の評価を獲得しているローグライトFPS『Roboquest』が、ついにVR専用タイトルとして登場しました。セルシェーディングのポップなビジュアルとは裏腹に、激しい弾幕を自身の体で避け、走り抜けるハードコアな体験が話題を呼んでいます。果たして、平面画面のスピード感はVRでも健在なのでしょうか。今回は世界中のプレイヤーの声を参考に、本作の魅力や課題点を徹底的に分析してまとめました。
Roboquest VRはどんなゲーム?
本作は、荒廃した未来世界を舞台に、再起動された「ガーディアン」となってロボット軍団と戦う、高速ローグライトFPSです。
最大の特徴は、VRシューティングの常識を覆すほどの「ハイパーモビリティ」にあります。
- 超高速アクション:スプリント、スライド、ダブルジャンプを駆使してステージを縦横無尽に駆け巡ります。立ち止まって撃つだけのVRゲームとは一線を画す体験です。
- ローグライト要素:プレイするたびにマップや敵の配置が変化し、獲得できる武器やパーク(能力強化)も変わります。倒されても拠点で恒久的なアップグレードを行い、何度でも挑戦したくなる中毒性があります。
- 直感的なVR操作:銃のリロードを手動で行ったり、迫りくる敵の攻撃を実際に体を動かして回避したりと、没入感は抜群です。
元々PC版で完成されていたゲームシステムを、VR移植のスペシャリストであるチームが再構築した本作。単なる移植にとどまらず、VRならではの身体性をプラスした「究極のFPS体験」を目指して開発されました。
Roboquest VRの面白い点
多くのプレイヤーが、その「移植の完成度の高さ」と「爽快感」を絶賛しています。特に、元のゲームを知っているファンからも、新規プレイヤーからも高評価を得ている点が印象的です。
- 神がかった移植クオリティ: 「VRに最適化された最高の移植の一つ」との声が多く挙がっています。操作は非常にスムーズで、平面ディスプレイで遊んでいた時と同じようなスピード感を、違和感なくVR空間で楽しめると評判です。
- 脳汁が出るほどの爽快な戦闘: 70種類以上ある武器は、それぞれリロードの挙動や手触りが異なります。手動でマガジンを叩き込んだり、弓を引き絞ったりする動作が没入感を高めています。敵の攻撃をスライディングで避けながらショットガンを撃ち込むといった、映画の主人公のようなアクションが可能です。
- やり込み要素と親切設計: 豊富な武器やクラスのアンロック要素があり、長く遊べます。また、リロード操作を「完全手動」から「ボタン一つ」まで調整できたり、利き手の変更ができたりと、プレイヤーの好みに合わせたオプションが充実している点も評価されています。
- 美しいビジュアルと音楽: セルシェーディングのグラフィックはVRでも見やすく、視認性が高いです。ノリの良い音楽と共に敵をなぎ倒すリズム感は、プレイヤーを「ゾーン」に入らせてくれます。
「このゲームのためにVRヘッドセットを買う価値がある」と言わしめるほど、アクション部分の完成度は高い水準にあります。
Roboquest VRのダメ・つまらない点
一方で、VRならではの「難しさ」や、リリース直後ゆえの「機能不足・不具合」に対する不満の声も見受けられます。特に操作周りには慣れが必要なようです。
- 操作の複雑さと誤爆: 「ジャンプ操作がジョイスティックの上入力に割り当てられており、移動中に誤ってジャンプしてしまう」という意見が散見されました。また、背中や腰から武器を取り出す動作がスムーズにいかず、武器切り替えに失敗して被弾するといったストレスを感じる人もいるようです。
- 特定のクラスや武器の扱いにくさ: レンジャーやジャベリンを使うクラスなど、特定の動作(投げる、特殊な構えなど)を要求されるプレイスタイルにおいて、判定が厳しく「まともにプレイできない」と感じるユーザーがいました。物理動作を伴う武器は、コントローラーのトラッキング精度や個人の慣れに大きく左右されるようです。
- マルチプレイの未実装: PC版で人気だった協力プレイ(Co-op)が、リリース時点では実装されていません。「友人と遊ぶのを楽しみにしていたのに」と残念がる声が多く、ロードマップでの追加が待たれています。
- VR酔いと疲労感: あまりに動きが激しいため、VRに慣れていない人は酔いやすい可能性があります。また、常に動き回る必要があるため「ゲームというよりエクササイズ」と表現されるほど体力を消耗します。
まとめ
『Roboquest VR』は、VRシューティングに「スピード」と「激しさ」を求める人にとって、間違いなくマストバイな一本と言えるでしょう。
PC版の良さを損なうことなく、VRならではの身体性を加えた傑作ですが、以下の点には注意が必要です。
- VR酔いに耐性があるか(激しい移動がメインです)
- 協力プレイは今後のアップデート待ち(現在はソロ専用)
- ある程度の運動量を受け入れられるか
「Borderlands」や「Doom」のような世界観で、自分の体を動かして弾幕を回避したいなら、これ以上の選択肢はありません。操作に慣れるまでは少し苦労するかもしれませんが、その先にはドーパミン全開のロボット破壊アクションが待っています。早期アクセス的な側面も含んでいますが、開発チームはパフォーマンス改善やコンテンツ追加に意欲的なので、今後の進化にも大いに期待できるタイトルです。
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