サイバーパンクな世界観と緻密なドット絵が魅力のアクションゲーム、『Neon Inferno』がSteamなどで話題を集めています。往年のアーケードゲームを彷彿とさせるスタイルに惹かれつつも、購入前に実際の評判が気になるという方も多いのではないでしょうか。
本作は単なる横スクロールアクションではなく、画面の奥と手前を使った立体的な戦闘が楽しめる意欲作です。しかし、その難易度やゲームシステムについては賛否両論あるようです。
そこで今回は、海外を含む複数のプレイヤーレビューや公式情報を徹底的に分析し、本作の魅力や欠点を包み隠さずまとめました。これから購入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
Neon Infernoはどんなゲーム?
『Neon Inferno』を一言で表すなら、名作魂斗羅のような横スクロールアクションに、ワイルドガンズのような奥方向への射撃要素をミックスした、ハイブリッドな2Dアクションゲームと言えます。
舞台はディストピアと化した近未来のニューヨーク。プレイヤーは犯罪シンジケート・ファミリーの暗殺者となり、敵対組織を壊滅させるために戦場へ身を投じます。操作キャラクターはアンジェロとマリアナの2名から選択可能で、協力プレイにも対応しているのが嬉しいポイントですね。
最大の特徴は、2つのレンジで繰り広げられる戦闘システムでしょう。従来のように横から来る敵を倒すだけでなく、画面の奥側(背景)にいる敵にも照準を合わせて攻撃する必要があります。さらに、敵の弾を近接攻撃で弾き返すパリィのようなアクションや、敵の車両を奪うといった映画のような演出も盛り込まれており、単調になりがちなアクションゲームに心地よい緊張感を与えているのです。
Neon Infernoの面白い点
多くのプレイヤーが高く評価しているのは、圧倒的なクオリティを誇るビジュアルとサウンド、そして爽快感あふれるゲームプレイです。特に以下の点が好評を得ています。
- 最高峰のピクセルアートと演出ドット絵のクオリティは非常に高く、背景の書き込みからキャラクターの滑らかなアニメーションまで、職人芸とも言える仕上がりです。サイバーパンクな色彩とネオンの輝きが、没入感を高めてくれます。
- アドレナリン全開のサウンドトラックBGMに対する評価も極めて高く、激しいアクションシーンを盛り上げる強烈なサウンドが、プレイヤーのテンションを最高潮まで引き上げてくれるでしょう。
- 戦略性のあるバトルアクション単に撃つだけでなく、敵の弾を剣で弾き返してダメージを与えるシステムが非常に好評です。これにより、攻防一体のスタイリッシュな立ち回りが可能になっています。
- レトロアーケードへのリスペクト無駄な会話や探索要素を排除し、純粋にアクションだけを楽しめる硬派な作りが、往年のアーケードゲーマーに刺さっています。Steam Deckでの動作も快適で、携帯機との相性も抜群です。
このように、視覚・聴覚・触覚のすべてで90年代アーケードの興奮を現代風にアップデートして楽しませてくれる点が、本作の最大の魅力と言えるでしょう。
Neon Infernoのダメ・つまらない点
一方で、いくつかの点については不満の声も上がっています。特に難易度調整やボリューム面に関しては、人を選ぶ要素があるようです。
- シビアすぎる難易度バランスNovice(初心者向け)であっても難易度が高いという声が散見されます。特にボス戦では形態変化が連続するにもかかわらず、その間で体力回復がないため、アクションが苦手な人には厳しく感じられるかもしれません。
- 視認性の悪さと画面の乱雑さ派手なエフェクトは魅力的ですが、激しい点滅や色の氾濫により、敵の弾が見えにくくなることがあります。画面が情報過多になり、何が起きているか把握しづらいという意見もありました。
- ボリューム不足と価格感プレイスキルにもよりますが、早ければ1時間から2時間程度でクリアできてしまうため、価格に対してボリュームが少ないと感じるユーザーもいます。リプレイ性が考慮されていないという指摘もありました。
- システムの不親切さアーケードモードにおいてスコアランキング機能がないことや、チェックポイントの配置、回復アイテムの少なさなど、現代のゲームとしてはやや不親切に感じる仕様がストレス要因になっているようです。
これらの点から、手軽に長く遊びたい方や、少しずつ強くなる成長要素を求める方にとっては、少々期待外れに終わる可能性があることを留意しておく必要があります。
まとめ
『Neon Inferno』は、美麗なドット絵とハイテンポなBGM、そして歯ごたえのあるアクションを愛するゲーマーにとっては、まさに夢のような体験を提供してくれる作品です。古き良きアーケードゲームの魂を継承しつつ、現代的な操作感でスタイリッシュに暴れまわる快感は、他のゲームでは味わえないものでしょう。
しかし、その硬派な作りゆえに、難易度の高さやボリュームの少なさがネックになる場合もあります。短時間で濃密なアクションを楽しみたい、腕に自信があるという方には強くおすすめできますが、コストパフォーマンスを重視する方や、リラックスして遊びたい方は、セールを待ってみるのも一つの手かもしれません。
こんな人におすすめ
- 90年代のアーケードアクションゲームが好きな人
- ハイクオリティなドット絵とサイバーパンクな世界観に浸りたい人
- 高難易度なアクションを試行錯誤して攻略するのが好きな人
- 短時間でサクッと遊べる、密度の高いゲームを探している人
逆に、長時間遊べるRPGのようなボリュームを求める方や、アクションゲームがあまり得意ではない方には、少々ハードルが高い作品と言えるでしょう。ご自身のプレイスタイルに合わせて、購入を検討してみてください。
ゲームアプリ攻略ログ 
