STEAMの新作ゲーム。かわいいコーギーが主人公のゲーム「マイリトルパピー(My Little Puppy)」に興味をお持ちでしょうか。
絵本のような優しい雰囲気のパッケージを見て、「面白そう!」と期待している方も多いかもしれません。しかし、同時に「実際はどんなゲーム?」「もしかして、つまらないのでは?」と、遊んだ人の本当の感想が気になっている方もいるでしょう。
この記事では、「マイリトルパピー」がどのような物語なのかを分かりやすく解説し、さらに、実際に遊んだプレイヤーから寄せられた「良い感想」と、「注意すべき感想(つまらない、と感じるかもしれない点)」の両方をご紹介します。
「マイリトルパピー」ってどんなゲーム?
結論から申しますと、「マイリトルパピー」は、虹の橋を渡った一匹の犬が、大好きだった「パパ」に再会するため、生と死の境の世界を冒険するアクションアドベンチャーゲームです。
なぜかと申しますと、主人公は一度幸せな生涯を終えて「犬の天国」にいたコーギーの「ボング」だからです。ある日、ボングは大好きだった飼い主(パパ)の匂いをかぎつけ、「今度はボクがパパを迎えに行く!」と天国を飛び出してしまいます。
このゲームには、以下のような特徴があるようです。
- 犬ならではの冒険:
ボングは犬なので、「嗅ぐ」「吠える」「走る」「ジャンプする」といった犬の能力を使って進んでいきます。ただし、一人(一匹)でできることには限界があります。 - 出会いと助け合い:
砂漠や雪山など、美しくも危険な世界を旅する中で、ボングは他の犬や人々に出会います。彼らと助け合いながら、パパを探す旅を進めていくことになります。 - さまざまなゲーム体験:
物語の中には、アクション、冒険(アドベンチャー)、さらにはレーシングといった、色々な種類のミニゲームが盛り込まれています。 - 「再会」の物語:
このゲームのテーマは「出会いと別れ、そして再会」です。結末は「パパにふたたび出会う」と決まっていますが、そこまでの道のりを体験するのが、このゲームの目的となります。
このように、「マイリトルパピー」は、ただ犬と触れ合うだけのゲームではなく、飼い主との再会という一つの目的に向かって、様々な困難を乗り越えていく、物語性の強いゲームだと言えるでしょう。
良い口コミ・面白いと感じた人の感想
「マイリトルパピー」の「面白い」点として、犬の「リアルなかわいさ」と、「絵本のような物語性」を評価する声が上がっています。
これは、たとえゲームの内容が厳しくても、主人公である「犬」の魅力がしっかりと描かれているためです。特に、犬の動きや仕草に対するこだわりが、プレイヤーに高く評価されています。
具体的には、次のような感想が見られました。
- 犬の動きがとてもリアル:
犬のリアクション(反応や動き)が非常にリアルに作られており、見ていてとてもかわいい、と感じる人が多いようです。 - 犬種ごとの特徴:
色々な犬種が登場し、それぞれの犬種ごとの特徴をよく捉えた表現がされています。犬とたくさん触れ合ったことがある人ほど、より深く楽しめる内容になっています。 - 絵本のような進行:
物語のテーマは重い部分もありますが、不要に不快な描写はなく、まるで絵本を読み進めるように最後まで遊ぶことができます。 - クリアしやすい長さ:
ゲーム全体の長さは4〜5時間程度と短めです。そのため、物語に集中して、さくっとエンディングまでたどり着くことが可能です。
かわいい犬のリアルな仕草や、短くまとまったお話が好きな人にとって、これらの点は大きな魅力となっているようです。
悪い口コミ・「つまらない」「重い」と感じた人の感想
一方で、このゲームで最も注意すべき点は、「ほのぼのとした優しいゲームでは決してない」ということです。
「つまらない」というよりは、「期待していた内容と違って辛い」「重い」と感じる人が多いかもしれません。レビューによれば、見た目の可愛らしさとは裏腹に、非常に「ヘヴィ(重くシリアス)」な内容を含んでいるためです。
「大神」のような優しいゲームや、癒やしを期待している人は、特に注意が必要でしょう。
- 天国は10分だけ:
レビューによると、ゲーム開始後、天国のような平和で誰も傷つかない世界は、わずか10分程度で終わってしまいます。 - 過酷なサバイバル:
その後は、ポップな絵柄では隠しきれないほど「重い過去(バックボーン)」を持つキャラクターや犬たちが登場する、過酷なサバイバルが待っています。 - 犬が「痛い目」にあう:
最も衝撃的な点として、「犬(主人公)が高い頻度で痛い目にあう」という報告があります。これは、崖から落ちるようなプレイヤーのミスではなく、物語のイベントシーン(ムービー)で、心が「きゅっ」となるような辛い目に遭うことが何度もある、という意味です。 - 公式の注意書き:
ゲーム起動時にも注意書きが表示される通り、死後の世界を扱うため、「自殺」や「安楽死」に触れる表現が一部に登場します。
このように、かわいい犬がひどい目に遭うのを見たくない人や、ゲームに癒やしだけを求めている人にとっては、本作の内容は非常にショックが大きく、楽しめない可能性が非常に高いと言えます。
まとめ
ここまでの情報をまとめると、「マイリトルパピー」は、「すべての犬好き」におすすめできるゲームではなく、「重いテーマや辛い展開に耐性がある人」にのみおすすめできる、人を選ぶゲームだと言えます。
犬の可愛らしさは本物ですが、それ以上に「死」や「別れ」といったテーマに深く踏み込み、主人公の犬が何度も傷つく姿を描いています。レビューでは、ホラーゲームの「夜廻り」が平気な人なら楽しめるだろう、と例えられていました。
このゲームをおすすめできる人と、そうでない人をまとめます。
<おすすめできる人>
- 辛い展開があっても、その先の「再会」という結末を見届けたい人。
- ホラーゲーム「夜廻り」のような、可愛さと重さが混在する雰囲気が平気な人。
- リアルな犬の仕草や、犬種ごとの違いに魅力を感じる人。
- 4〜5時間で終わる、短くも濃い物語を体験したい人。
<あまり向かないかもしれない人>
- 「大神」のような、心温まるほのぼのとしたゲームを期待している人。
- 犬がひどい目に遭うシーン(たとえゲームでも)を見たくない人。
- ゲームには癒やしや楽しさだけを求めている人。
- 自殺や安楽死といった重いテーマに触れたくない人。
購入を検討している方は、これが「かわいい犬のゲーム」であると同時に、「犬が辛い目に遭う重い物語のゲーム」でもあることを理解した上で、ご自身の耐性を確認してから決断するのが良さそうです。
ゲームアプリ攻略ログ 
