「放置」と「MMO」(たくさんの人が同時に遊ぶゲーム)という、一見すると合わなさそうな二つの要素が合体した珍しいゲーム、「IdleOn – 放置MMO」に興味をお持ちでしょうか。
「放置ゲームなのにMMOって、どういうこと?」「本当に面白いの?」あるいは「結局やることが多くて、つまらないのでは…」と、実際の評価が気になっている方も多いかもしれません。
この記事では、「IdleOn」がどのようなゲームなのかを分かりやすく解説し、実際に遊んだプレイヤーから寄せられた「面白い点」と、「注意すべき点(つまらないと感じるかもしれない点)」の両方を、レビューを元に詳しくご紹介します。
「IdleOn」ってどんなゲーム?
結論から申しますと、「IdleOn」は、たくさんのキャラクターを同時に育てながら、放置(Idle)で強くなる、MMO(多人数同時接続型)の皮を被った「育成放置ゲーム」です。
なぜかと申しますと、プレイヤーはアーチャーやメイジ、ウォリアーといった複数の職業(クラス)でチームを作り、自分がゲームを遊んでいない間も、彼らが自動で戦ったり、アイテムを集めたりしてくれるからです。そして、その世界には他のプレイヤーも(見た目上は)存在している、という仕組みになっています。
このゲームには、以下のような大きな特徴があります。
- 複数のキャラクターを同時育成:
一人のキャラクターだけではなく、複数のキャラクターを同時に管理し、それぞれに戦闘や生産(採集)などを割り当てて育てていきます。 - 「放置」が基本のシステム:
ゲームを起動していなくても、キャラクターが自動で経験値やアイテムを稼いでくれる「放置狩り(AFK)」が基本。忙しい人でもコツコツ強くなれます。 - MMOだけど強制されない交流:
他のプレイヤーが同じマップに見えたり、ギルドやチャット機能があったりしますが、必ずしも交流する必要はありません。 - 熱心な開発者:
開発者が3年半以上も一人で開発を続けており、Discord(チャットツール)でプレイヤーの意見を毎週投票にかけ、これまで200件以上の提案をゲームに実装している、という点も大きな特徴です。
このように、「IdleOn」は、従来のMMOのように「ずっとゲームに張り付いていないといけない」というプレッシャーがなく、自分のペースでコツコツと育成を楽しめる、新しい形のゲームと言えるでしょう。
良い口コミ・面白いと感じた人の感想
「IdleOn」の「面白い」点として、「MMOの面倒な部分」を取り除き、「放置ゲームの手軽さ」と「育成の楽しさ」をうまく融合させた点が高く評価されています。
従来のMMO(多人数参加型ゲーム)にありがちな「狩場の取り合い」や「強制的なギルド活動」、「人間関係の疲れ」といった要素が、このゲームにはほとんどありません。それなのに、他のプレイヤーの存在も感じられるという、独特のバランスが受けているようです。
実際に遊んだ人からは、以下のような点が「良い」と評価されています。
- MMOなのに疲れない:
他プレイヤーがマップに見えますが、プレイヤー同士の会話はほとんどないようです。チャットよりも公式Discord(外部ツール)でのやり取りが盛んなため、ゲーム内で無理に交流する必要がなく、「SNS疲れ」がありません。 - 自分のペースで遊べる放置システム:
放置狩り(オフライン)がメインなら、1日に合計30分から1時間程度のプレイでも、しっかりキャラクターが育っていきます。忙しい社会人でも続けやすいのは大きな魅力です。 - 課金が必須ではない:
課金通貨である「GEM」は、イベントやミニゲームなど、無課金でも手に入れる手段が用意されています。そのため、時間さえかければ、課金者と同じショップ機能を利用できるのは良心的です。 - 開発の熱意と将来性:
開発者が非常に熱心で、プレイヤーの声を積極的にゲームに反映させているため、今後もゲームが良くなっていくことへの期待感が持てます。
このように、自分のペースでコツコツとキャラクターを育てたい、でも、完全に一人だけのゲームは少し寂しい…そんなワガママ(?)を叶えてくれる「いいとこどり」な点が、「面白い」と感じる大きな理由になっていると考えられます。
悪い口コミ・「つまらない」と感じるかもしれない注意点
一方で、「IdleOn」にはいくつかの大きな「壁」が存在し、特に「英語力」と「ゲームシステムの複雑さ」が、人によっては「つまらない」と感じる致命的な原因になりそうです。
このゲームは基本的に全て「英語」です。さらに、「放置ゲーム」と聞いて想像するようなシンプルな内容ではなく、やることが非常に多岐にわたります。そのため、自分で情報を調べることができないと、すぐに行き詰まってしまう可能性があります。
レビューで指摘されている「注意点」は以下の通りです。
- 絶対に避けられない「英語の壁」:
クエスト(お使い)の内容、NPC(キャラクター)の会話、スキルの説明など、ゲームの根幹部分が全て英語です。公式の攻略情報(wiki)も当然英語のため、翻訳ツールを使うことに抵抗がある人には、非常に大きなストレスとなります。 - 「放置」なのに忙しい序盤:
「放置ゲーム」と聞いて始めると、最初は「アクティブ狩り」(ゲームを起動しっぱなしにしておく)が基本になるため、想像以上に時間を取られると感じるかもしれません。 - 複雑すぎるシステムと持ち物管理:
放置ゲームとは思えないほど仕様が複雑で、覚えることがたくさんあります。また、アイテムの種類が膨大なのに対し、初期の持ち物枠(インベントリ)や倉庫が非常に少なく、すぐにパンクしてしまいます。 - 「MMO」への期待外れ:
もしあなたが、仲間とチャットで盛り上がったり、協力してボスを倒したりするような「本格的なMMO」を期待して始めると、肩透かしを食らうでしょう。レビューでも「MMOの皮を被った放置ゲー」と断言されています。
このように、「英語アレルギー」がある方や、「放置」という言葉から「何も考えなくていい簡単なゲーム」を想像している方にとっては、期待を大きく裏切られる結果になるかもしれません。
まとめ:IdleOnはどんな人におすすめ?
ここまでの情報をまとめると、「IdleOn」は、「英語の攻略サイトを翻訳してでも、終わりのない育成をコツコツと楽しみたい人」に、特におすすめできるニッチなゲームだと言えそうです。
MMOの面倒な部分(人間関係や狩場の奪い合い)がなく、放置ゲームの手軽さで、たくさんのキャラクターを同時に育てる「複雑な育成」そのものを楽しめるかどうかが、評価の分かれ目になります。無料でプレイできるのが最大の利点でしょう。
このゲームがおすすめな人と、そうでない人をまとめました。
<おすすめできる人>
- 英語のwiki(攻略サイト)や翻訳ツールを使うことに抵抗がない人。
- 一つのゲームで、複数のキャラクターや職業を同時に育てるのが好きな人。
- 狩場の取り合いや、ギルドの強制チャットがないMMOを探していた人。
- 終わりが見えないほど、コツコツと数字が増えていく育成ゲームが好きな人。
<あまり向かないかもしれない人>
- 英語は絶対に見たくない、日本語で手軽に遊びたい人。
- 仲間とワイワイチャットするような、本格的なMMOを求めている人。
- 複雑なシステムを覚えるのが面倒で、シンプルな放置ゲームをやりたい人。
- アイテム管理や整理整頓が極端に苦手な人。
幸いなことに「IdleOn」は基本無料でプレイ可能です。もし少しでも興味が湧いたら、まずは「英語のwikiを見る覚悟」を持って、この不思議な「放置MMO」の世界に飛び込んでみるのが一番かもしれませんね。
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