DOG WITCHはつまらない?面白い?レビュー・感想まとめ

魔法のダイスを駆使する、わんちゃんのローグライク・デッキビルダー『DOG WITCH』。Slay The SpireやDicey Dungeonsのファン向けとされていますが、実際のところ「面白い」のでしょうか、それとも「つまらない」のでしょうか?

この記事では、『DOG WITCH』がどのようなゲームなのかをまず紹介し、寄せられたレビューや感想を元に、本作の魅力的な点(面白いところ)と、惜しい点(つまらないと感じるかもしれないところ)を詳しく掘り下げていきます。購入を迷っている方は、ぜひ判断材料にしてみてください。

『DOG WITCH』とはどんなゲーム?

本作は、ローグライクとデッキビルダーの要素を融合させ、魔法のダイスで戦う戦略ゲームです。結論から言うと、短時間でサクサク遊べる手軽さと、奥深い戦略構築を両立させた作品と言えるでしょう。プレイヤーは「犬魔女(DOG WITCH)」となり、最強の戦略を構築して型破りな敵との激闘に挑みます。

ゲームの基本はシンプルながら、極めるのは難しいとされており、賢いデッキ構築(このゲームでは装備品や呪文の組み合わせ)と、大胆な実験精神が求められる内容のようです。主な特徴は以下の通りです。

  • 短期決戦型の冒険: レビューでも「1プレイがかなり短い」と評価されており、テンポ良くサクサク遊べるのが魅力です。
  • 豊富な戦略要素: 150種類以上の魔法アーティファクト、召喚できる仲間(レーザーポニー、銃持ちネズミなど)、9つの装備品(本、杖、呪い、呪文、召喚、骨、リング、ブレスレット、ネックレス)など、組み合わせは多彩です。
  • ユニークな敵とパズルバトル: 「銃を構えるマトリョーシカ」や「復讐に燃える猫好き婦人」など、一風変わった敵が登場。これらをどう攻略するかがパズルのように楽しめます。
  • ルールが変わる「犬魔女ハット」: 帽子を変更するとゲームルール自体が激変し、常に新しい戦術が求められるため、リプレイ性も高くなっています。
  • 自由なキャラカスタマイズ: 主人公のわんちゃんは、毛並み・帽子・吠え声・ぽっちゃり度まで自由にカスタマイズ可能です。
  • 独特の世界観: トリップ調の音楽と幻想的なビジュアルが、ローグライクの没入感を高めてくれます。

緻密な戦略性とダイスによる運の要素、そして独特のゆるい世界観がミックスされた、何度も挑戦したくなるゲームデザインが特徴ですね。

面白い・高評価なレビュー・感想

『DOG WITCH』に関して、特に「面白い」「良い」と評価されている点を見ていきましょう。レビューによれば、本作の最大の魅力は「ゆるい世界観と、見た目に反した奥深い戦略性」にあるようです。

一見すると可愛らしい犬のゲームですが、中身は本格的なデッキビルダーであり、そのギャップと完成度の高さが評価されています。具体的には、以下のような点が挙げられていました。

  • ゆるくて可愛い世界観: レビューでは「ゆる~い世界観」と評されており、幻想的なビジュアルや「チルい(くつろげる)」音楽が好評です。
  • 主人公(犬)のカスタマイズ: 自キャラのわんちゃんを自由にカスタマイズできる点が、個人的な「推しポイント」として挙げられています。
  • 奥深いシナジー構築: 本、杖、呪文、召喚など9つの装備品があり、それらの効果がどれも個性的で面白いとのこと。これらのシナジー(相乗効果)を組んでいくのが非常に楽しいようです。
  • 運と戦略の絶妙なバランス: 1ターンに2回までダイスをリロール(振り直し)できるため、運の要素がありつつも、プレイヤーが戦略的にコントロールしやすい点が遊びやすさに繋がっています。
  • テンポの良いゲームプレイ: 1プレイが短時間で終わるため、手軽にサクサク遊べる点も高評価でした。
  • リプレイ性の高さ: 「帽子を変えることでゲームルールを変えて何度も遊べる」と、周回プレイの楽しさも評価されています。

シンプルで遊びやすい入り口でありながら、やりごたえもしっかり確保されている。このバランスの良さが、多くのプレイヤーを惹きつけている理由でしょう。レビューでも「デモで遊んでみて面白いと思ったら買い」「おすすめです」と、強く推薦されていました。

つまらない?低評価・改善希望のレビュー・感想

一方で、「つまらない」と感じる可能性のある点や、レビューで「改善してほしい」と指摘されている惜しい点も存在します。結論から言うと、ゲームシステム自体への不満は少ないものの、「よくあるシステム」と感じるか、テクニカルな「バグ」に遭遇するかがネックとなるようです。

ゲームの根本的な面白さは評価されていますが、手放しで完璧とは言えない側面も報告されています。具体的には、以下のような点が指摘されていました。

  • ジャンルとしての目新しさ: レビューでは「まあ言ってしまえばよくあるローグライクデッキビルダー」とも評されています。このジャンルを遊び慣れている人にとっては、システム自体に強烈な目新しさや「つまらない」と感じるほどの独自性はないかもしれません。
  • 戦略のキモ: ゲームのキモが「いかに敵に行動させないか」と「ボス戦クリア後の強化(強力な能力+痛いデメリット)をどうするか」に集約されるため、この戦略が肌に合わない可能性はあります。
  • 実績解除のバグ: これが現在最も大きな問題点として挙げられています。各エリアのクリア実績が取得できないバグがある模様です。レビュー追記によれば、再起動後に森林・砂漠の実績は解除されたものの、山岳地帯の実績が解除されないなど、不安定な状態が続いているようです。

特に実績のバグについては、ゲームの達成感を損なう可能性があるため、早急なアップデートでの修正が期待されます。ゲームのコアは面白いだけに、こうした技術的な問題は残念な点と言わざるを得ません。

まとめ:ゆるい世界観と奥深い戦略の良作!デモ版推奨

『DOG WITCH』のレビュー・感想をまとめました。

本作は、「ゆるい世界観」「可愛い犬のカスタマイズ」といった魅力的な皮を被りつつ、中身は「9種の装備シナジー」「リロールによる戦略介入」「敵に行動させないパズル的思考」といった、非常に奥深い戦略が楽しめるローグライク・デッキビルダーです。

1プレイが短くサクサク遊べる手軽さも兼ね備えており、レビューでは総じて高い評価を得ています。「よくある」システムかもしれませんが、その「よくある」部分の完成度が非常に高い作品と言えるでしょう。

ただし、実績が解除されないといった進行上のバグも報告されているため、その点は注意が必要です。幸い、本作にはデモ版(体験版)が用意されています。レビューでも「デモで遊んでみて」と強く推奨されている通り、まずはデモ版でゆるい世界観と戦略性に触れてみるのが一番確実な判断方法となりそうです。

(参考)システム要件 (Windows)

PC(Windows)版をプレイする上でのシステム要件です。

最低要件:

  • 64 ビットプロセッサとオペレーティングシステムが必要です
  • OS: Windows 7, 8, 10
  • プロセッサー: Intel Core i3 3.0 GHz
  • メモリー: 4 GB RAM
  • グラフィック: GTX 1030
  • DirectX: Version 10
  • ストレージ: 1 GB の空き容量

推奨要件:

  • 64 ビットプロセッサとオペレーティングシステムが必要です

(※2024年1月1日以降、SteamクライアントはWindows 10以降のみのサポートとなります)

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