この「忘却前夜」には「混沌」「深海」「血肉」「超次元」という4つの主要な界域(界域)が存在します。それぞれが独自の戦闘メカニズムを持っており、理解を深めることでバトルを有利に進めることができます。また、異なる界域のキャラクターを組み合わせることで、強力なシナジー効果も生まれます。この記事では、各界域のシステムと最強パーティを組むための考え方を分かりやすく解説します。
混沌界域のメカニズム解説
「混沌」界域は、単独で編成することで必殺技(キー令)の発動をサポートし、他の界域と組み合わせることでその界域の能力を強化する、柔軟性が魅力の界域です。
特徴1:混沌のみの編成で必殺技「キー令」を連発!
混沌界域のキャラクターだけでチームを組むと、「シルバーキー共鳴」という特殊効果が発動します。これにより、毎ターン終了時に必殺技ゲージ(シルバーキーエネルギー)が250も自動で溜まります。
必殺技ゲージは1000で満タンになり「キー令」を発動できるため、非常に高頻度で強力な効果を使えるのが大きな強みです。
- 死への抵抗:チームに混沌キャラが1人でもいると、味方全員の死亡回避率が100%上昇します。
- シルバーキー共鳴:混沌のみの編成時、ターン終了時にシルバーキーエネルギーを250獲得。
- 狂気獲得:「キー令」を使用すると、味方全員の狂気が5上昇します。
- 「未至忘却の黎明」:2回目の「キー令」発動時、一度使用した「キー令」の中から一つを選び、そのLv2の効果を発動させることができます。(初期装備のキー令は選択不可)
特徴2:他の界域と組み合わせて能力をブースト
混沌キャラクターは、他の界域チームの「ちょい足し」要員としても非常に優秀です。各界域の固有能力をさらに強化する効果を持っています。
組み合わせ | 強化される能力 |
---|---|
混沌 + 深海 | チーム内の混沌キャラ1体につき、深海界域の「触手」の基礎ダメージがプレイヤーの最大HPの0.01%分上昇。さらに、混沌キャラが狂気爆発を使うと、ターン終了時にも「触手」が追撃し、深海キャラ全員の狂気が10上昇します。 |
混沌 + 血肉 | 混沌キャラが狂気爆発を使った後、血肉界域の「胚融合」のゲージ上昇量が35%アップします。 |
混沌 + 超次元 | 戦闘開始時、チーム内の混沌キャラ1体につき、味方超次元キャラのクリティカルダメージが10%永続的に増加。さらに、自身の最大HP1%分の攻撃力が永続的に上昇し、敵全体の最大HPが0.5%減少します。 |
深海界域のメカニズム解説
「深海」界域は、戦闘中に自動で追撃してくれる「触手」を召喚し、その攻撃スタイルを切り替えながら戦うのが特徴です。
特徴1:ターン終了時に「触手」が自動で追撃
深海キャラをチームに入れると、バトル画面に「触手」が出現します。味方キャラクターの行動が終わると、この「触手」が表示されている攻撃力で敵に自動でダメージを与えてくれます。
特徴2:「触手」の攻撃スタイルを切り替える戦略性
「触手」には3つの「姿勢」があり、1ターンに1回だけ切り替えることができます。状況に応じて最適なスタイルを選びましょう。
姿勢 | 効果 |
---|---|
潮流(デフォルト) | 触手の基本スタイル。ダメージは100%のままです。 |
しずかなうみ(防御) | このターンの触手ダメージが50%に減少する代わりに、即座に最大HPの8%分のシールドを獲得。さらに触手が攻撃するたびに追加で2%のシールドを得ます。 |
怒涛(攻撃) | このラウンド中、触手ダメージが125%に増加。さらに、味方がスキルで攻撃した後、触手が50%のダメージで追撃します。ただし、ラウンド終了時に触手を1本失うデメリットがあります。(触手が2本以上ある場合のみ選択可能) |
その他の固有能力
- 触手集結:狂気爆発を使うと「触手集結」を1層獲得。ターン終了時、層の数だけ触手が追撃します。
- 触手クリティカル:触手もクリティカルを発生させます。クリティカル性能は味方全員のステータス合計値の50%が基準になります。
- 至純深海(深海のみの編成):深海キャラだけでチームを組むと、深海関連の熟練度効果が2倍になり、戦闘開始時の触手数も2倍になります。
血肉界域のメカニズム解説
「血肉」界域は、「胚融合」ゲージを溜めて特殊カード「胚」を獲得し、それを活用して戦うテクニカルな界域です。HP管理も重要な要素となります。
特徴1:「胚融合」ゲージを溜めて特殊カード「胚」を生成
血肉キャラでチームを組むと、画面に「胚融合」ゲージが表示されます。このゲージはターン開始時や特定のスキルで上昇し、100%に達すると手札に特殊カード「胚」が1枚加わります。
特徴2:「胚」カードの戦略的な使い方
手に入れた「胚」カードには、主に2つの使い方があります。
- 狂気爆発と組み合わせて【呑み込む】を発動
血肉キャラの狂気爆発スキルには【呑み込む】という追加効果が設定されていることがあります。手札に「胚」がある状態でその狂気爆発を使うと、「胚」を消費して【呑み込む】に書かれた超強力な効果を発動できます。基本的にはこちらの使い方がメインとなります。 - カードとして使用して「狂気」をチャージ
「胚」カードをそのまま使うと、味方1人を選んで狂気を30ポイント供給し、さらにそのターン中のクリティカル率を10%上昇させることができます。あと少しで狂気爆発が使える、という状況で役立ちます。
特徴3:ピンチをチャンスに変える回復システム「猩紅炉」
「猩紅炉」は、ターン開始時や戦闘終了時に自動で数値が蓄積されていく回復タンクです。任意のタイミングで使用すると、溜まった数値分のHPを回復できます。戦闘終了時に手札に「胚」が残っていると、回復量の蓄積が追加で増加します。
その他の固有能力
- 胚融合:ターン開始時に胚融合ゲージが30%増加。HPが低いほど効果は高まります(最大100%)。
- 純血の血肉(血肉のみの編成):血肉キャラだけでチームを組むと、血肉関連の熟練度効果と「猩紅炉」の蓄積量が2倍になります。
超次元界域のメカニズム解説
「超次元」界域は、使ったカードを異空間にストックし、それが満タンになると追加ターンを得られるという、コンボ性の高いユニークな界域です。
特徴1:使用したカードを「超次元空間」にコピー
超次元キャラでチームを組むと、バトル画面に「超次元空間」というスロットが表示されます。各ターン、そのターンで最初に使用したカードのコピーが自動的にこの空間に送られます。
特徴2:空間を埋めて「追加ターン」を発生させる
超次元空間のスロットが全てカードで埋まると、そのターンが終了した直後、敵のターンを挟まずに自分だけの追加ターン(超次元ターン)が始まります。この追加ターン中は、与えるダメージなどが通常より25%減少しますが、一方的に行動できる非常に強力な効果です。(超次元のみの編成の場合、この能力減少は無くなります)
特徴3:「消滅」で空間を空けてリソースを獲得
1ターンに1度だけ、超次元空間の一番左にあるカードを「消滅」させることができます。消滅させると、手札に「インスピレーション」というカードが加わります。このカードは、使用するとコスト(計算力)を1回復しつつカードを1枚引ける便利な効果を持っています。
特徴4:特定のタイミングで発動する「ワープ」効果
超次元キャラのスキルカードには【ワープ】と書かれたものが存在します。この効果は、以下のタイミングで発動します。
- そのターンの最初に使い、超次元空間に送られた時
- 追加ターン(超次元ターン)中に使用した時
強力な効果が多いため、カードを使う順番を意識することが重要になります。
その他の固有能力
- 超次元精通:熟練度が上がると、ターン開始時に「インスピレーション」カードを自動で手札に加える確率が上がります。
- 至純超次元(超次元のみの編成):超次元キャラだけでチームを組むと、熟練度効果が2倍になり、追加ターン中の能力減少ペナルティがなくなります。
最強チーム編成の考え方
キャラクターを集めて自分だけのチームを作るのは、このゲームの大きな楽しみの一つです。しかし、「どう組めば強くなるのか分からない…」と悩むはずです。このゲームは海外先行リリースされているので、海外版を参考にすればある程度どういったチームが良いのかがわかります。ここでは、具体的にどのようなことに気をつけてチーム編成をすればよいのかの考え方をまとめました。
「同じ界域」で統一すると強い
まず、最も重要な基本ルールからお伝えします。このゲームのパーティーは、同じ「界域」のキャラクターだけで編成すると強いです。
例えば、「混沌」界域のキャラクターと「深海」界域のキャラクターを一つのチームに混在させても良いのですが、それだと後述するボーナスが享受できません。パーティーを組む際は、まず「どの界域のキャラで編成するか」を決めることから始めましょう。
ポイント1:界域統一による「専用ボーナス」
同じ界域のキャラクターだけでチームを組むと、その界域専用の非常に強力なボーナス効果が発動します。このボーナスを理解し、活用することが勝利への近道です。各界域の主なボーナスを見ていきましょう。
血肉:回復力と耐久力が飛躍的に向上する
血肉界域で統一すると、固有の回復システム「猩紅炉」の蓄積量が2倍になります。これにより、長期戦での安定性が格段に増します。また、血肉関連の熟練度効果も倍増するため、パーティー全体の耐久力が大きく向上します。
混沌:必殺技(キー令)を超強化し、連発を可能にする
混沌界域で統一すると、必殺技である「キー令」に関連する能力が大幅に強化されます。必殺技ゲージが自動で溜まりやすくなるほか、2回目の発動時にはより強力な効果を選べるようになるなど、必殺技を戦術の主軸に据えることができます。
超次元:追加ターン時のペナルティが無くなり、一方的に攻められる
超次元界域の切り札である「追加ターン(超次元ターン)」。通常は追加ターン中に能力が減少するペナルティがありますが、超次元統一パーティーではその能力減少効果を完全に無効化します。さらに、熟練度による恩恵も2倍になり、まさに敵にターンを渡さない一方的な展開を作り出せます。
深海:自動追撃を行う「触手」の数と性能が倍増する
深海界域の強みである、自動攻撃してくれる「触手」。深海統一パーティーでは、この触手の性能を上げる熟練度(精通)の効果が2倍になります。さらに、戦闘開始時に召喚される触手の数自体も2倍になり、序盤から圧倒的な手数で敵を攻め立てることが可能です。
ポイント2:基本的な編成パターン
- アタッカー特化型
- アタッカー1体にバフ効果を集めて、敵をなぎ倒していくパターン。アタッカー特化だとストーリーがサクサク進んで序盤攻略が楽です。
- 耐久型
- ヒーラーなども活用して、持久戦に持ち込み、敵をじっくりと倒していくパターン。こちらは時間がちょっとかかるので、序盤からこのやり方だとイライラしてしまうかも。
のいずれかの戦い方が基本です。自分が所有しているキャラクターの中からどちら向きのキャラクターがいるのかを